生食(センシク)とは・・・
生食(センシク)とは, 韓国に古来から伝わっている, 野菜や穀物を生のまま乾燥させ粉末にして摂取する健康維持を補助する食事法のことを言います. また生食(センシク)には【ご飯+おかず】の概念が含まれていて, 近年様々な健康維持への効果が見直され,
韓国国内でも生食(センシク)に注目が集まり需要が高まっています.
私たちが日常的に食卓で食べる煮たり焼いたりの食べ物を火食と言います. 火食をすれば身体の新陳代謝に必要な各種栄養素と酵素等が料理の過程で大部分が破壊され, 不均衡な食べ物を取るようになってしまい栄養素の均衡が保てなくなります。
生食(センシク)はこのような火食と対比する概念で, 一言で言って自分の周りに有る自然のままの穀類, 野菜, 海藻などを加熱したり煮ないで生のままの状態で食べることだと言えます。
炭水化物, 蛋白質, 脂肪などの栄養素が私たちの体の中からエネルギーに変化されるためには, 一定量の酵素とビタミン, ミネラルなどが必ず必要です. しかし火食はこのような栄養素が料理の際の熱によって破壊されるため,
栄養素不均衡状態になるので炭水化物や蛋白質, 脂肪を完全燃消することができず, 燃焼されなかった栄養分は体内に蓄積され, 肥満と成人病の原因となります。
加熱しない生食(センシク)は現代人に不足し易しいビタミン, ミネラルと生きている酵素を体内に直接伝逹して, 自然の生命力で身体を満たし, 身体の健康をはかる健康食だと言えます. すなわち,
太陽の下で成長した植物性栄養素が自然から得た日の光と空気, 物のエネルギーを私たちの身体の細胞にそのまま伝えてくれ, 活気に満ちた生活を過ごせるようになります。
現代の生食(センシク)は食用穀類・野菜・きのこなどを凍結乾燥させてパウダーにして生のまま食べる食事法となって進化してきました. 煮ないで生のまま食べるということで生食(センシク)は自然食物が持っている栄養素を身体にそのまま伝逹してくれ, 熱を加えた時に起こるビタミン・ミネラル・酵素・食物纎維の破壊を減らしてくれます。
また生食(センシク)には自然の生命力が保存されており, 消化過程で老廃物の生成がされず小食でも十分なエネルギー供給を受け, 健康的な生活を維持することができます。
韓国では現在でも火食を全ったくせずに松葉と豆を主原料にした生食(センシク)パウダーと野菜, 果物のみを食べる生食(センシク)村が残っています. 忠清南道礼山, 忠清北道丹陽,
全羅南道曲城, 全羅北道錦山, 慶尚南道山清, 慶尚北道金陵等の深い山里に集まって暮す人々は三食全て生食(センシク)だけをする人, 一日に一食だけ生食(センシク)する人, 火食をしながら食前と食後に生松葉の粉を食べるなどの食事方法で生活をしています。
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